【VOISING】特別な今日を君と〜VOISING学園祭〜【いれいす】【すたぽら】【シクフォニ】

35種類の結果パターン

来てくれてありがとう！ - 2024年5月16日

「YOUた〜ん！来てくれてありがとう〜！」

なんとなく察してはいたけど、もふもふの羊の着ぐるみを来たIf君が出迎えてくれた。

「If君もふもふだ〜！可愛い〜！」

「でしょ〜！さわり心地も最高だよ！」

スッとIf君が手を差し出してきたので、遠慮なく触らせてもらう。

「わ〜本当に気持ちいい…。」

「…あのさ、YOUは本当は羊より執事の方が良かったりする…？」

「え？な、なんで…？」

「いや…出し物、結構好評やってんけど…YOUはカッコいい俺の方が見たかったかなって…。」

一瞬言葉に詰まるも、私はすぐに口を開いた。

「そんなことないよ？確かにかっこいいIf君も見たかったけど…可愛いIf君が見れて私は嬉しいよ。」

「そ、そっか…。」

If君は照れたような微笑みでそう呟いた。

「でも…ちょっと、寂しかったかも。」

「寂しい…？」

「あの…If君、私には結構甘えてる姿見せてくれてたから…。他の人にも可愛いIf君が見られたの、ちょっと、ジェラシー…？みたいな…。」

If君と付き合ってるわけでもないのに、私は何を言ってるんだろう…。こんなの、呆れられても仕方ないよね…。

「…それなら安心して欲しいかな。」

素早く辺りを見渡すと、If君からちゅ、と頬にキスを落とされる。突然のこと過ぎて暫く動けなかった。

「…まろが甘えるのはYOUだけだし、これからもっと、もーっと可愛いまろをYOUだけに見せるから安心して…？」

可愛い、って言ってるのに耳元で囁かれるIf君の声がかっこよくて、脳がバグを起こす。

「…If君、どうせそういうこと皆に言ってるんでしょ。」

「まろそんなに信用ない！？YOUだけだって、信じてほしいな。…でもこの格好で言ってもカッコつかないか…。ちょっと待っててくれる？もう少しで終わるから。」

「う、うん…わかった…。」

If君の勢いに押されて、If君の担当が終わるまで待つ。

「お待たせ、YOU。」

「あ、If君。」

「改めて言わせてほしいんだけど…。」

スッと私の手を取ると、If君は優しく微笑む。

「俺がいろんな表情を見せるのはYOUだけだから。可愛いところもカッコいいところも、YOU限定で見せてあげる。だから、安心してほしいな。」

…なんの根拠もないのに、If君のその言葉だけで安心できる。

「…わかった。If君のこと、信用するよ。」

「ありがとう。YOUのこと絶対裏切らないから。」

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