rdo先生はたぶんモテない【rd】

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A side






青井「でもまあ、そうだなあ






去年よりはたくさんできるかもな」






意味深な言葉を言うらだおくんを不思議に思った






A「…？






ねぇ、そういえばらだおくんどこまで行くの？






もうこっちは2年の教室しかないけど…」






いつも以上に変ならだおくんに首を傾げる






新しい教室でもできたのかな…






青井「あぁ、そうそうここに用があんの」






らだおくんが止まった教室の札を見る






青井「お前と一緒、2年4組」






扉を軽く叩くらだおくんが手に持っている黒いファイルには






2年4組クラス名簿






と、書かれていて頭の中の処理が追いついていかない私






A「……ええ、それって、もしかして」






青井「早く入れ、ホームルーム始めんぞ」






べ、と舌を出して笑いながら中に入っていくらだおくん






A「らだおくんうちのクラスの担任なの？！？！






キーモット先生じゃないの？！」






青井「がはは笑






騙されてやんの、前の雪かきの日の仕返しだ」






私の少し大きな声に合わさって中にいた生徒たちが次々に声をあげる






「え、らだおくん担任？！」






「うそぉ！！」






「ウケる」






青井「オイ誰だ今ウケるって言ったやつ」






ザワザワと騒がしくなる教室






高校2年の春






たぶんモテないらだお先生は






私の担任の先生になりました

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