白い尾とあなたへ

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『…違うんです!!!!これっ!!!!!!』
「えっ」
胸に押し付けられたのは、綺麗にラッピングされた何か。困惑しながら開けると、
「こ、うすい」
『バレンタインにサプライズでね、今年は香水もあげようと思って』
ぽかんとしてる俺の前で、元々俺より小さな身体をもっと縮こまらせて事の経緯を説明する。
『だから、それちょっと早いけどプレゼントです。不安にさせて心配かけてごめんなさい』

俺の勘違い…?

「なあ」
『…はい』
「俺の事、どう思ってる?」
『大好きです、本当にとっても』
「…俺も。先走って色々言ってごめん。」
『こちらこそっていうか、私がわるいから』
「いや、悪くない。…はー。」

A視点
目の前で香水を頭の上にあげるようにして膝に肘をつきしゃがみこむスマイル。
ああ、悪いことしたな。ちょっと考えれば不安にさせなくて済んだのに。
『すまいr』
体制は変えずに無言でプシュッとひと吹き自分に吹きかける彼。
「……いい匂い」
彼にしては甘えた顔で見上げてくる。
「ありがとう。大事にする。」
『うん、ありがとう』
「Aも、これも大事にするから」

相当びっくりしちゃったんだろうな、いつもより直接的に愛の言葉をくれる。
彼がもっとしぼんでしまう前にさっさとお風呂に入って匂いを落として来てあげよう。


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作者です
長くなっちゃった!ゆっくり読んでください!
焦っちゃったスマさん上手くかけたかな?分からないけど楽しくかけましたありがとうございました!またぜひリクエストお待ちしております!

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